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見方を変えると、世界が広がる
以前、知人から聞いた素敵な考え方をご紹介します。
ひとつは、外国人との間に生まれた子どもを「ハーフ」ではなく「ダブル」と表現するというお話です。
一般的に「ハーフ」という言葉には、“半分しかない”“どちらの国の人でもない”といった、どこか不足しているような響きが伴います。
それに対して「ダブル」という言葉は、“両親(2つの国)の良いところを受け継いで2倍の価値がある”という、とても前向きで力強い捉え方です。
同じ事実を指しているのに、言葉ひとつで印象がこんなにも変わるのだと気づかされました。
もうひとつは、子どもが作ったブロック作品を壊そうとしたときのこと。
思わず止めたお父さんに対して、奥様(保育士)が「作るのも遊び、壊すのも遊び」と伝えたそうです。
大人の感覚では“完成させること”を良しとし、「せっかく作ったのに」と止めてしまいがちですが、子どもにとってはどちらも立派な遊びであり学びなのだと気づかされたそうです。
どちらの話も、“同じ事実”をどう見るかで意味が変わるという点が印象的でした。
日々の生活の中でも、固定観念にとらわれず見方を変えることで、思わぬヒントや新しい価値が見えてくるかもしれません。
私たちも広い視野と柔軟な考え方を大切にしていきたいものです。