地方の変わった文化
みなさん、こんにちは。開発・品質管理チームです。
今回は地方とちょっと変わった文化を紹介したいと思います。
現在東京に住んでおりますが、出身は長野県です。
長野県はスキー場が多くあるので、スキーやスノーボードが好きな方は来たことがあるかもしれませんが、
陸の孤島と言われるだけあって、独特の文化が残っています。
あまり知られていない文化もありますので、ここでいくつか紹介いたします。
【信濃の国】
これは長野県の県歌です。
皆さんは自分の住んでいる都道府県の歌知っていますか・・?
長野県では信じられないくらい、県歌、歌います。
行事ごとでは必ず歌うので、「君が代」よりも歌う機会が多いと言っても過言ではありませんでした。
皆さんも長野県出身の人に出会ったら「しっなっの~の くっにっは~♪」と言ってみてください。
ほぼ全員が続きを歌えるはずです。
歌詞の内容には長野県内の素晴らしさが詰め込まれており、
歌詞を読み解くだけでも長野県の魅力が詰まっていると思いますので、
お時間のある方は“信濃の国”で検索してみてください。
【三九郎】
正月飾りやダルマ、書初めなどを焼いて無病息災を願う伝統行事の事を言います。
三九郎と聞いてピンとくる方は、恐らく長野県内でもごく一部の地域だけで、
県内の多くは「どんど焼き」と呼んでいます。
2つの大きなやぐらを組んで、頭にだるまを置きます。大きなクリスマスツリーだと思ってください。
さらには、2つのやぐらの頭をつなげて、間にだるまを飾る人もいます。
このやぐら組むのは各地区の大人の有志でして、各地区の大人の技量が問われるんです。
火をつけて焼き始めると、だるまが大きな音を立てて割れるのが楽しかったりもするんですが、
一番のだいご味は、繭玉を焼いて食べることでした。煤が付いた独特の香りが本当に美味しかった。
この繭玉を食べると1年間無病息災で過ごせるとか。。(そんなこと知らずに食べていました)
【ぼんぼん・青山様】
これは長野県でもごく限られた地域でしか行われていないようです。
小学校1~6年生が参加する行事で、
ぼんぼんとは、浴衣をきた女の子が歌いながらちょうちんを持って町内を歩き、
青山様とは、法被をきた男の子が小さな神輿を担いで歌いながら町内を練り歩いて、お賽銭を集める行事でした。
私が子供の頃は、とにかくぼんぼん不人気で、女の子も青山様に加わることが多かったです。
町内の各家庭ではお賽銭を用意して置き、青山様が来たら神輿にお賽銭を入れていました。
平日に実施することが多く2~3日間くらいかけて町内を回るので、結構過酷な行事でした。
全て終わるとお菓子がもらえるので、それ目当てで頑張っていました。(お菓子が無いと参加率悪くなるので。。)
いかがでしょうか?
テレビ番組でも色々やっていますが、住んでいると当たり前な事でも、
他の地域の人と話すと、結構変わった文化だったと気が付くことがあります。
日本国内でも文化や習慣の違いは多くありますね。
これを機に長野県に少しでも興味を持ってもらえたらうれしいです。