景徳鎮:半分は陶磁器 半分は生活
こんにちは。
品質管理チーム海外事務所の羅 澤賢(ら たくけん)です。
私の実家は中国の景徳镇という町です、皆様ご存知ですか。
景徳鎮の街を歩いていると、あちこちに「磁器」に関するものが見えます。
景徳鎮の多くの磁器製作者にとって、すべての作品は生活に対する体験です。
昔、景徳鎮から日本に磁器が輸出されていました。
磁器が作成された時代や作成窯ごとに磁器の呼び名が異なっております。
例えば、次のような呼び名があります。
1. 古染付(こそめつけ)
2. 祥瑞(しょうずい)
3. 南京赤絵(なんきんあかえ)
(中国の古い窯元)
1. 古染付(こそめつけ) 1620年代
中国の明朝末期に景徳鎮の窯で焼かれた磁器のことをいいます。
白地に青(藍色)で文様を表した磁器で、日本では江戸幕府の初めの頃ですね。
2. 祥瑞(しょうずい) 1620~40年代
古染付より少し後の中国・明朝末期の崇禎(すうてい)年間に景徳鎮の窯で焼かれた磁器のことをいいます。
こちらも、白地に青(藍色)で文様を表した磁器ですね。
3. 南京赤絵(なんきんあかえ)
中国・明朝末期~清朝初期に景徳鎮の窯で焼かれた磁器のことをいいます。
こちらは、白地に赤を中心に緑・黄・紫・青などで色付けされています。
(中国でお茶を飲むときに使用する茶器です。日本とは違いますよね。)
これらの陶器は日本の茶人たちに愛好されていたようです。
現在の景徳鎮でも磁器の生産は盛んです。
旅行に気軽に行けるようになりましたら、是非観光してみてください!