リスキリングについて

「リスキリング（Reskilling）」とは、職業能力の再開発、再教育のことを意味します。近年では、企業のDX（デジタルトランスフォーメーション）戦略において、新たに必要となる業務・職種に順応できるように、従業員がスキルや知識を再習得するという意味で使われることが増えています。

個人的な話になりますが私は社会人になってから5つの資格を取得しました。大学生の時はどのような知識や資格が実際の業務に役立つのか分からず、資格取得の意欲が出ませんでした。しかし社会人になり自分のしている業務に役立ち、今までの経験を形のあるものに残したいと思い、資格勉強を開始しました。仕事をしながら勉強をすることは大変ですが、資格取得という目標は今までの仕事だけをする生活に新しい変化をもたらしてくれました。仕事に慣れてしまうと日々の生活に変化がなく退屈に感じている人も多いと思います。勉強だけではなく新たな趣味などを見つけることもいいかもしれません。私は海外旅行が趣味なので英語学習も兼ねてフィリピンに1か月語学留学に行ってきました。短期なので実際に英語が身についたとは言えませんが強制的に英語を話す環境にいたことや他国の文化・生活に触れて新しい価値観を得たと思います。

資格取得時の報奨金や手当など資格取得に関する支援や海外留学などリスキリングを支援している企業も多いです。企業も社員も現状で満足せず成長を続けるために必要な取り組みです。今後益々AIによる技術が発達し、今まで人がやっていた業務に取って代わるようになるかもしれません。人間にしか対応できない質の高い業務ができるよう企業も社員も学び続ける努力をしていきましょう。