焼き鳥の豆知識について
今回は焼き鳥の豆知識についてまとめました。
焼き鳥を食べているとき、周りの人に話したくなるような内容をご紹介していきます。
焼き鳥の起源
焼き鳥が生まれたのは平安時代と言われています。
豊作を祈願する京都・伏見稲荷の参道で、稲作にとって害鳥の雀を捕まえ、串に刺して食べたのが焼き鳥の起源です。
当時、家畜の食用は禁止・忌避されていました。
なので雀以外にも、うずらも狩猟し、焼き鳥として食べていました。
焼き鳥とやきとりの違い
焼き鳥は鳥肉にたれや塩をつけて焼いたものを言い、やきとりは鶏、豚、牛の臓物を串に刺したものを言います。
お店の名前を注意深く見てみると「焼き鳥 〇〇」という表記と、「やきとり 〇〇」という表記のお店に分かれます。
それにより、お店で扱っている肉を見分けることができます。
※店によっては意識していないケースもあります
ねぎまの起源
江戸時代になると焼き鳥のバリュエーションは増え、ねぎまというメニューが生まれました。
江戸時代のねぎまは、今のねぎまと少し違います。
当時はねぎと鳥肉の組み合わせではなく、ねぎとマグロの組み合わせでした。なので「ねぎま」と呼ばれています。
江戸時代にはマグロの脂身(トロ)の部分は、とても安く庶民しか食べないような部位でした。
廃棄されることも多く、それを活用する為に、ねぎまというねぎとマグロを交互に刺す食べ物が生まれました。
近代に近づくにつれて、マグロが高級食材となり、日保ちする鶏を代わりに刺すようになりました。
ハツの語源
ハツは焼き鳥の食材として使用され、牛、豚、鶏の心臓のことです。
英語のhearts(ハーツ、心臓を表すheartの複数形)がなまって、ハツと呼ぶようになったと言われています。
なぜ焼き鳥は串に刺されているの?
昔、焼き鳥は調理時だけ串に刺し、提供時には抜かれていたと聞きます。
しかし江戸時代になり屋台が流行った頃に、串のまま売ったところ、歩きながら気軽に食べることができると、人々から好かれました。
その頃から「焼き鳥は串に刺さっているもの」と考えられるようになりました。
今では、串のまま食べる方が美味しく食べれられると言われています。
串から焼き鳥を外すと、肉汁が出てしまったり、冷めやすくなります。
また、本格的な焼き鳥のお店では、一番上の鶏肉が大きくなっており、味付けも一番濃くなっている場合もあります。
提供されたまま食べるのが一番良いということですね。
ジャパンフードサービスでは、焼き鳥の通販も行っております。
詳しくはこちらをご参照ください。