働き方改革とは?
ジャパングループ人事総務の青山です。
今回は、人事総務の業界で今最もHotなワード「働き方改革」について書いてみたいと思います。
このネタを書こうと思った理由ですが、5月末に東京ビッグサイトで開催された総務EXPOに行って来ました。
いや~~~、さすが東京です(汗)インテックス大阪の比じゃないですね汗汗汗
展示ブースでは働き方改革にともない、総務システムを製作している会社がずらりと並んでおりました。
働き方改革と叫ばれる前ではこれほど多くのシステムがあったのだろうか???と思うほど、数多くの企業が
総務関連システムを開発していることに改めて驚きました。前置きはこれくらいにして、早速働き方改革について。。。
【働き方改革って?】
そもそもこの働き方改革が言われるようになったきっかけは何なのでしょうか。
ある時から突然言われだしましたよね。今年の4月には法律まで施行されましたし。
社員の健康?過労死問題??某大企業の問題がトリガー???
全く無いわけではないでしょうが、理由は別にあります。
本当の理由は日本の人口減少にあります。生産年齢人口が年々減少し、90年後には生産年齢人口が現在の
約半分になるというから驚きです(汗)
国が想定していたよりも人口減少のカーブがすごいんですね(汗)
思っていたよりも人口が減ってしまうわけです。。。
人口減少→労働力の不足→日本経済の衰退・・・という図式が見えてきますよね。。。
では、この人口減少について、日本国の舵取りをあなたならどうしますか?
AI?移民政策?
政府の出した結論は「一億総活躍社会を実現するための改革」
つまりはみんなで働きましょう!という事ですね。
要は今まで働いてこなかった人たちに働いてもらおう!という事です。
具体的には、女性や高齢者にもっと働いてもらいましょう!ということを意味します。
働き方関連法の中には以下の様なものがあります。
● 長時間労働の是正
● 5日間の有給休暇取得の義務化
● 勤務間インターバル制度の努力義務
● 割増賃金率の中小企業猶予措置廃止
● 同一労働・同一賃金の原則
などなど、この他にも複数の法律がありますが、
「日本人のみなさん、長い時間働くのをやめましょう!」
「もっと休みなさい」
「労働を非労働者や非正規雇用の方にシェアして下さい!」
ということを意味していると思われます。
労働者である我々にとっては一見うれしいことではありますよね!
休みは取りやすい!残業しなくて済む!
毎日日付が変わってから退社していた私が社会人なりたての時には夢のような出来事です(笑)
ですが、実際はそんな夢のような話、うれしい話と手放しで喜べるようなことではありません。
現実は甘くないんですね(笑)
実はこのまま行けば、日本は危機的状況にあると分かったので、政府は大きな政策を打って出たわけです。
今まで日本は高度経済成長期より人口も経済も右肩上がりで来ましたが、今後は右肩下がりの将来が待っています。
そんな中で比較的保守的な自由民主党政権がこういった思い切った改革法(70年に一度の大改革)
を打ち出してくるというのは、将来振り返ってみると大きなターニングポイントではないかと思えます。
(失敗した~~ということでまた元に戻っている可能性もありますが(笑))
ターニングポイントですので、この先将来もっと変わって行く可能性もあるわけですね。
と、能書きはこれくらいにして、本題の働き方改革について。。。
当然、法律は順守する必要がありますが、法律を遵守するだけが働き方改革なのでしょうか?
答えは当然、No!ですね。
皆さんの労働時間を短くしなさい、休みなさい、という改革だけでは当然行き詰りますよね。
当たり前ですが生産性の向上が必要なのです。労働時間が短くなっても同じ成果を上げなければならないわけですから、
効率良く仕事をする必要があるのです。
昔のように朝から日付が変わるまで働く・・・(懐かしい)
そんな時代はもう終わったようですね。遅くまで仕事をしないと成果を上げることが出来ない人は、
働き方改革関連法を遵守する会社にとっては評価されないということです。
さて、ジャパングループでは現在基幹システム(販売管理システム)を新たに作り直すことで生産性を上げる
取り組みを行っています。予定では7月上旬に本稼働です。約1年がかりのプロジェクト。ようやく完成間近!です。
このシステムが軌道にのることで皆さんの残業が少しでも少なくなることを期待しております。
もともとジャパングループは残業が少ない会社ですが、将来の売上増による事務量増、運送手配の難化、その他今後起こりうる
事務増加量を吸収できるような、5年、10年使用可能なものを作っている所です。
また、ジャパングループでは健康経営に取り組んでおります。
その取組みの意義ですが、「社員が健康であり続けること」=「安定した生産性の確保」と考えております。
実際、2019年健康経営優良法人の認定を㈱ジャパン・フード・サービスは受けております。
次の2020年は㈱ジャパン・トレーディングと㈱ジャパン・デリカも認定を受け、ジャパングループ全体で健康経営を
より活発化したいと考えております。
その前に個人的にはメタボを何とかしないとと思う、今日この頃です(笑)
おわり。