焼鳥開発のお話
焼鳥開発のお話
こんにちは、加工食品部の小島です。
私は主に全国のスーパーのお惣菜売場向け商品の開発・提案を仕事にしております。
スーパーのお惣菜売場といえば焼鳥が大人気、
今回は大手スーパー様から「タレにこだわった焼鳥」の開発をご依頼頂いた時のお話をさせて下さい。
焼鳥のタレといえば、醤油が味の重要なポイントをしめますが、醤油は下記の5種類に分類されます。
■濃口醤油
私達が日頃「しょうゆ」と呼んでいるのはこれで、日本の醤油生産量の約80%をしめます。
■薄口醤油
濃口醤油より熟成期間を短くして、色を抑えたさっぱりとした味わい
です。主に西日本でよく使用されております。
■たまり醤油
通常の醤油は大豆と小麦を原料にしておりますが、この醤油は大豆のみで作られます。
刺し身の付け醤油や煎餅の付け焼きなどによく使われます。
■二段仕込み醤油
醤油で醤油を仕込む製法で濃口醤油に比べて2倍の原料と製造期間を要しますが、
旨味は増加します。色・味・香とも濃厚です。
■白醤油
薄口醤油よりも更に色が淡い琥珀色の醤油です。
料理時に色が付かず甘みと香りに特徴がございます。
その中でも、今回は市販の醤油の中でも1%しか流通していない希少性の高い
「二段仕込み醤油」を作ってこだわりのタレを開発しました。
二段仕込み醤油はおよそ半分が固形分の為トロリとした濃厚な味わいがあり、
熱を加える事で特徴的な香りと旨味が出せるのです。
この「こだわりのタレ」を工場であらかじめ焼鳥に塗った状態で出荷、
店舗様での調理も簡単便利な焼鳥を開発しました。
この商品発売から3ヶ月が経ちましたが販売は好調で、現在も売場で順調に売れ続けております。
努力して開発した甲斐がございました。。
この様に開発や提案を行いながら、お客様に美味しい商品をお届け出来る様に
日々頑張っております。