Talk Session

Uターン転職社員対談

加工食品部

山本

加工食品部

小島

Session

地元に戻ってきたきっかけ

  • 山本

    小島さんは、どういった経緯でジャパン・フード・サービスに入社されたんですか?

  • 小島

    私は新卒で、とある水産会社に入社しました。学生時代にバックパッカーとして海外を旅することが多かったんですが、就職先の会社が海外に工場を持っていて、そこに勤務できる可能性もあったから、選んだというところは有りますね。結局、3年ほどで辞めて、東京に本社がある食肉専門商社に転職しました。その取引先のひとつがジャパン・フード・サービスで、当時の担当者が今の上司なんですけど、「うちに来ないか?」と誘われたのがきっかけです。

  • 山本

    そうなんですか。それで、東京から関西に戻ってこられることになったんですね。

  • 小島

    はい。地方創生の動きはありますけど、まだまだ東京の一極集中ですし。満員電車に揺られながらの通勤はやっぱりたいへんで、マイホームを持とうと思っても、都心の便利な場所ではとても買えないですからね。私は兵庫県出身なので、地元の会社ならちょうどいいか、という思いもありました。山本さんは、なぜうちの会社に?

  • 山本

    一度地元を離れてみようと思っていたので、関西の大学を卒業後、神奈川県の電機メーカーに就職しました。ただ、内定をもらったときは技術営業という職種だったんですけど、入社時にはなぜかその職種がなくなっていて、官公庁向けの営業をやることになりました。私は理系の大学出身なので、純粋な営業職には最初戸惑いましたね。3年勤めて別の電機メーカーに移ったりもしましたが、東京で働くことや暮らすことにちょっと消耗してしまって、10年越しにこちらに戻ってきた次第です。

  • 小島

    なるほど。私の場合は、兵庫県の南西部にある相生市生まれなので、厳密にいうとJターンですけど、山本さんは西宮市生まれで西宮市の会社に転職してきたので、完全なUターンになりますね。

Session

ジャパン・フード・サービスらしさ、って?

  • 山本

    小島さんは前職時代からジャパン・フード・サービスをご存じだったとのことですが、外から見るうちの会社と、実際に中で働いてみたうちの会社って、印象は違うものですか?

  • 小島

    大きくは変わらないですね。ただ、思っていた以上に自由にやらせてもらえるんだな、とは思いました。私は営業職で、中国産やタイ産の鶏肉を仕入れて、国内のスーパー・コンビニ向けに販売するのが仕事です。新規開拓は結構たいへんでした。でも、逆にエリアが限定されているわけでもなく、関西圏を飛び出して北陸に遠征したこともありますよ。

  • 山本

    自由になんでもできるのは、実は意外とたいへんだったりしますよね。ぜんぶ自分で舵を切っていかないといけないですし、当然責任も伴いますから。ただまあ、うちの会社は主体的に行動できる社員ばかりなのかな、とも感じます。なにしろ、社員のやる気を邪魔しない、というのが代表のモットーですから。

  • 小島

    ただ商品を納品するだけで終わらず、いかにして消費者の方に手に取ってもらえるかを考えて、お客様であるスーパーの惣菜売り場担当に、トレーの盛りつけ方や値段のつけ方をアドバイスすることまでありますしね。そんなの食品商社のやることじゃないですよ(笑)。でも、既存の枠をどんどん超えていくのが、ジャパン・フード・サービスらしさなんでしょうね、きっと。山本さんは今、通販事業の改革に取り組んでいますが、そのあたりはどうですか?

  • 山本

    通販自体は以前からやっていましたけど、もともと売上規模が小さかったので、それを新たな事業の柱に育てようとしています。こちらが絶対売れると思っていた商品がまったく売れなかったり、逆にあまり期待していなかった商品の注文がなぜか急増したり、手探り状態ではありますが、ジャパン・フード・サービスのブランドを世の中に広めていきたいと思っています。

  • 小島

    自社商品が店頭に並んでいるとうれしいですけど、消費者の方がうちの社名を目にする機会はなかなかなくて。通販事業を通して、ジャパン・フード・サービスのファンが増えたらいいですよね。

Session

「地元で働く」ということの、これから

  • 山本

    通販事業は今後、一気に2倍、3倍のペースで売上を伸ばしてこうとしていて、広告戦略の一環で口コミマーケティングにも力を入れています。たとえば、手羽中を使った「甲子園ヒーロー揚げ」は、あえての薄味で味変が楽しめて、パーティーやお弁当に最適なのですが、ネーミングも印象的なので、バズってくれたりしたらいいなと思っています。

  • 小島

    確かに。愛する地元・西宮市の町名を冠していますし、Uターン転職組としては特に販売に力を入れたいところですね。

  • 山本

    最初の話に戻りますけど、ジャパン・フード・サービスは転勤がなくて、本社なら本社、東京支社なら東京支社に一度配属されると、基本的にそこから動かないので、地域に根ざして仕事をすることができますよね。一度地元を離れて、10年ほど社会人経験をした私たちだからこそ、改めてその喜びややりがいを実感できるのかもしれないですけど。

  • 小島

    そうですね。あと、うちの会社は社会貢献活動にも積極的で、認定NPO法人のフードバンク関西と協業して、廃棄処分を免れた食品を支援が必要な人のもとに届けるようなこともやっていますし。地元の人が喜んでくれたり、地元の街が盛り上がってくれたりしたら、やっぱりうれしいものですよ。

  • 山本

    コロナ禍をきっかけにリモートワークが浸透して、地方に移住する人も増えているようですが、ただなんとなくの雰囲気でその道を選ぶんじゃなく、地元に戻るとしても、どんな会社でどんな働き方をしたいのか、その街でどんな生き方をしたいのか、自分自身と向き合ってじっくり考えることが大事なんじゃないですかね。

可能性を、広げよう。